インターネットメディア総合研究所では、2004年から最新のモバイル利用状況を把握するための調査を実施しており、9回目となる今年の調査では、インターネットユーザー8.5万人にスマートフォンの利用状況を聞くとともに、3262人の個人携帯電話利用者と1795人の企業担当者向けに詳細な調査を実施した。個人の調査結果から主なトピックを紹介する。
スマートフォン利用率は4割に拡大
調査対象者によるスマートフォンの所有率は39.8%となり、2011年10月の22.9%、2012年5月の29.9%から大きく上昇している。スマートフォンユーザーの4割は2012年度からスマートフォンを利用開始しており、鈍化することなく普及が拡大している。特に男性20代(58.9%)、女性20代(58.5%)、男性30代(53.7%)、男性10代(51.7%)で利用率が高く、非利用者のうち利用を検討している層は65.5%と昨年に引き続き高い水準である。
スマートフォンのOSシェアはAndroidが66.4%
スマートフォンの使用機種ランキングでは、iPhoneシリーズが31.5%、AQUOS PHONEシリーズが12.1%、XPERIAシリーズが12.0%、GALAXYシリーズが7.2%、Arrowsシリーズが6.0%と続く。その結果、OSシェア(不明除く)では、Androidが66.4%、iOSが33.1%となり、Androidは昨年から5.5ポイント上昇している。
スマートフォンユーザーのFacebook利用率は38.7%、Twitterは37.9%
スマートフォンユーザーの主なソーシャルメディアの利用率は、「Facebook」が38.7%(昨年は25.4%)、「Twitter」が37.9%(昨年は40.6%)と並んで高く、昨年と比較するとFacebookの利用率が13.3ポイント上昇する一方、Twitterは2.7ポイント減少している。また、急成長している「LINE」は上位2サービスに続く33.9%である。一方、フィーチャーフォンユーザーでは、「mixi」が15.8%、「Twitter」が15.7%、「Facebook」が12.3%の順である。
※「LINE」はソーシャルメディアとしての利用率を調査。
▼「スマートフォン/ケータイ利用動向2013データ集 [個人キャリア端末編]」
http://r.impressrd.jp/iil/kwp2013-1/
▼「スマートフォン/ケータイ利用動向2013データ集 [個人コンテンツアプリ編]」
http://r.impressrd.jp/iil/kwp2013-2/